現代の異世界物語 金龍化 ~後編

・審神者さん
「来る日も来る日も 無理ばかり言って!
僕がどうかなったらどうするつもりだい!!」

・赤龍グリさん
『……。』

そのまま黙ってグリさんは審神者さんを見つめていましたが
一度しか言わないからよく聞け。と
こう切り出したのです。


『…審神者。 儂はお前と出会ったばかりの関係に戻ろうと思うんじゃ。』

「…なんだって?!」

審神者さんは固まり、
グリさんはそのまま話を続けます。


『じゃって…このまま居ると儂はお前に色々と求めてしまうもん。』


「だからって そんなのはあんまりじゃないか…。
アンタは僕の龍なんだろう…?」

ガックリとする審神者さん。

これまで
龍と苦楽を共にし、
乗り越えてきたことが頭をよぎり
その目にはうっすらと涙が滲んでおりまして…。

…黙ってそれをしばらく見つめるグリさんの目がタイミングを図るようにキラリと光ったのです。

・グリさん
『…ふむ。だいぶ光が溜まったようじゃの。
これならイケるわい!』

「…?」

心を揺さぶられ、何を言っているのか全く耳に入っていない様子の審神者さん。

あっけらかんとしながら
グリさんは続けます。

『いや~~~🐲儂、金龍になりたいって言ったんじゃよ!

そしたら天部の者が反対しちゃってのう!

儂、ムカついたから 無理やり金龍になることにしたんじゃよ!
ン~ ガッハッハッ!!』


……?…え?! ……はぁ????


「(いったいこの龍は何を言っているんだ?
…金龍?…天部?)」


頭が混乱している審神者さん。
その後の話をまとめると


・金龍の申し出を天部から断られた。
・諦めきれないグリさんに天部は条件をだした。
・条件とは審神者さんの龍を思う涙と積立ててきた大きな光。
・それからもうひとつはグリさんの涙。



『…ありがとう審神者。儂を思って涙を流してくれて。』


「…そういうグリさんも泣いていますが」



嬉しかったんじゃよ🐲♡と
グリさんは恥ずかしそうに小さくなると
審神者さんの手のひらにチョコンと乗りまして

『さぁ、お前の光と儂を統合させてくれ。』


よし!と審神者さんが意図すると
グリさんの鱗がキラキラした金色へと変化したのです。

時間にして10分程度だったでしょうか。

金龍グリさんが誕生したのです😊
めでたしめでたし✨✨


…ですが!!


天部の無理難題に
事を終えた審神者さんの表情は燃えていまして(^_^;)

これはなんか起こるなぁと思いました💦


・審神者さん
「…天部の者を呼び出す😠!!」

…おしまい。


龍神さんの相談所

【龍神さんの相談所】 沢山の光の存在達と共に暮らす。 審神者さんの描く絵に これ迄出会った視えない存在の魂(光)が入り 300体もの光の軍団として使役する。 当管理者は憑依型チャネラーであり、不思議な体験談とそれを活かした相談所。 当ブログは全て実話。 皆様に少しでも真実を知る機会を設けたいと発信している。 ※その多くがネットに載っていないことが多い。 〜光の中にも闇があり闇の中にも光がある〜

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